友人夫婦はフランスに帰った。
みんな日本からどんどんいなくなるねぇ〜
「みんな月へいってもた」
じゃぁないですが、、、
相変わらず避難所暮らしの友人もいたり、
海外の友人からは「いつでも逃げてこい」なんてメールが来たり。
さてさて、何を大事にして生きていくかな、と迷う暇なく、
妻と愛娘が二人、そして友人達、あとはフトコロとかな。
Nina Simone sings Everyone's Gone To The Moon (ニーナ・シモン「みんな月へいってしまった」)
ともあれ
あまり悲しいニュースばかりで気が滅入ってしまうので、
今日は久々に名作『ヘドウッグ・アンド・アングリーインチ』を観た。
やっぱり凄い映画だ。
ゲイ映画という風にはくくれない、アンバランスで、過激にセンスの良い。
内容はまぁ見て下さいな。
全然ご時世に関係なくてすまんけど、
日頃から思うのは、何で同性愛ってこうも差別されんのか、不思議でならん。
僕自身はヘテロ(異性愛)なのですが、友達で同性愛者がぼちぼちいて、
大抵のヤツはそのことを隠して生きてるんだな。
ジュリアン・シュナーベル監督『夜になる前に』 キューバの亡命作家レイナルド・アナレスの自伝小説を映画化。
キューバ革命政府はゲイには厳しかったんだな。
別に同性でも結婚できてもええんちゃう? 養子とかで子供もってもええんちゃう?
行政的というか制度的にまだ追いついてなくても、
隠す必要の無い風潮くらいにはなればええなと思う。
別に誰が誰を愛そうとかまへんやろ。
事件、情報、感覚、偶然、邂逅。
何を大事にしてどう生きるかなんて、
他人が口出しやおしゃべりはできても
制約が過度にかかるなんて全く馬鹿げた話。
キューバの至宝ボラ・デ・ニエベ。彼はキューバにて投獄されなかった数少ない同性愛者だとか。
投獄と同性愛といえば、やはりこの映画『蜘蛛女のキス』。アルゼンチン作家マヌエル・プイグ原作。
今まで見た映画ランキングでも上位に入るなぁ。
野谷文昭さん訳の文庫版もすこぶる良い。
アルゼンチンと同性愛といえばウォン・カーウァイの『ブエノスアイレス』。
公開されたのが、丁度香港返還前でしたね。
香港と中国との同性愛的な関係のメタファーでもある。
ちょっと映画からはそれるけど、
現代バリの音楽、舞踊、絵画をバリ人と共に創り出した
ドイツ人ヴァルター・シュピース。
彼も第二次対戦中に同性愛者であるという理由でオランダ政府に逮捕された。
強固と思われているような常識やシステムが一夜にして変わってしまう。
今、ぐにゃぐにゃと新しい方向へと流れも傾きつつある。
ちょっと柄にもなく、いろんな意味で、愛について考えてしまうな。
矢野顕子 愛について
友人がこんなことをつぶやいていた。
@haruhi69 ドラたちが人類の存亡を賭けた大冒険をしても、冒険が終わって家に帰ったら、普通に家があって、「おかえり」って言ってくれる人たちがいる。これは本当に大事なことだ。F先生が気をつけて描いていたって気持ちが今になって凄くわかる。
今、家へかえるところ。
まぁ今日はこんなとこで。
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